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初の東海・北陸ブロック会開催される

2月28日から3月1日にかけて、今年度から東海ブロックと北陸ブロックが1つのブロックになり、初めての東海・北陸ブロック会が開催されました。
岐阜県言語障害児をもつ親の会が幹事となり、岐阜県高山市グリーンホテルを会場に設定。全国ことばを育む会事務局、静岡県ことばと心を育む会、長野県・きこえ・ことば親の会、富山県いずみの会が参加。そして、地元の岐阜県言語障害児をもつ親の会からは、会員のお母さん方・療育センターやことばの教室の担当者・事務局と多数の参加がありました。

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総勢大人20名子ども4名の24名が集うことができました。療育センターの担当者が保育をして下さったので、お母さんたちも、安心して集中して会に臨むことができました。
吉岡ブロック担当理事の開会のことばに始まり、自己紹介、各県からの今年度の活動状況や課題の報告(参加できなかった福井県せせらぎ会からも文書報告有り)、全国事務局からは「難聴・言語障害教育の現状と課題-3つの調査結果から-」「各県の補助事業の動向」「パンフレット購読の全国県別データー」の報告、沢山の情報交換をすることができました。集うことによって、自分の所属している会以外の活動状況や、県の状況などを知ることができるのは、明日からの活動の力につながっていくと思います。

参加者から、「自宅以外で泊まることができないと思っていましたが、療育キャンプ参加者は、障がいのある子を理解してくれる人たちなので、思い切って参加。我が子がよそでも泊まれるという自信をもらえ、子どもが生まれてから、初めて実家にも泊まりがけででかけることができました。」「お母さん同士が垣根を作らずに話すことができるのが親の会のいいところ」など、具体的な親の会のよさを伝えていただきました。最後に平成27年度の事業を報告しあい、次年度のブロック会は長野県が幹事ということを確認し、ブロック会は終了しました。
IMG_0376 (2)dde夜の懇親会、次の日の、高山陣屋・朝市・古い街並みの散策とさらに参加者の交流は深まり、幹事役の岐阜県言語障害児をもつ親の会の皆様に感謝いたしますm

「今年もいっぱい相談に来たよ」                       石川県ことばを育む親の会 能登地区教育相談会            

石川県ことばを育む会 会報「あじさい」60号に能登地区の教育相談会の様子が掲載されています。
ご紹介します。

県下三地区(能登・金沢・小松)で10年以上続けている教育相談会。今年度も昨年11月24日(日)、能登地区での教育相談会を穴水町のとふれあい文化センターで行ないました。相談会の受け入れ態勢も10年前から変わらず、金沢大学准教授の小林宏明先生、臨床心理士で明和特別支援学校相談センターの上農肇先生をはじめ、七尾市小丸山小学校と羽咋市羽咋小学校のことばの教室、ろう学校の先生方や能登地区の病院から言語聴覚士の先生方、更に近年は特別支援学校の先生方も加わっていただき、万全の備えで臨んでいます。
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相談コーナーは4か所。それぞれ約一時間の相談を受け、時に障がいの相談と就学の相談など二人、三人の先生方との相談も珍しくはありません。そのため、相談員の先生方はほぼ午前十時の開始から午後四時の終了までびっしりと相談が詰まっており、ゆっくり昼食もとっていただけないことがままあります。
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この親の会主催の相談会の一番の特徴は、多くの先生方が指摘されるように 「保育室」にあるようです。相談者は受付を終えて心配そうに順番を待つ間、保育室でたくさんのおもちゃで親子で遊んでいます。多くの先生方は、相談の前にこの保育室での親子、子どもの様子を見て、それから相談室に誘います。時にはそのまま保育室で保護者と相談を始める先生方もいます。特に吃音の子どもの場合、相談室で先生と対面しているときは吃音があまり出ない子どもがよくいます。そのため、他の相談機関では「大したことはない」と言われがちだと、保護者の声をよく聞きます。