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全国研修会 池田幸男先生が講演

6月7日、午後3時半から、全国ことばを育む会全国研修会が開かれました。
講師は、今年3月まで府中市の難言学級に勤務されていた池田幸男先生。

テーマはコミュニケーションや関係性から見た言難教育

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前半は、難聴・言語障害教育の歴史について、後半は「コミュニケーションと関係性について、教育の中でどのように行ってきたのか」についてお話をいただきました。

歴史では、昭和33年に初めて宮城県通町小学校に文部省に言語障害障害特殊学級が認可され、昭和39年に言語障害児をもつ親の会全国協議会が結成。昭和40年代、NHKテレビで「ことばの治療教室」の放送が開始され、全国の難聴言語障害学級の設置数が急激に増えた。平成に入って学校教育法の施行規則が改正され、通級制度が法制化、その後、特別支援教育がスタートした。 先生はそうした中で、「一人一人に合わせたオーダーメードの教育という考え方が確立されてきた」と話しました。

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次に、「コミュニケーションや関係性」について、個人差に応じた教育という視点、特別支援教育という視点で考える必要があるとして、「スペクトラムという診断」「子ども(個人)と環境(社会)の関係によって、子どもたちの困難さ、不便さ、不利がかわってくる」「分野を越えて協力し合うことにより、それぞれが独立して行う以上の豊かな価値を創り上げることができる」「きく力」「遊びの力」「会話の力」「本の力」「子どもも担当者も楽しい授業」などについてそれぞれの大切さをお話されました。
優しい口調でわかりやすいお話でした。

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