会報「ことば」」カテゴリーアーカイブ

・全国大会を終わって、猛暑の中での編集作業となりましたが、今号は「特集」として、大西孝志先生に、「通級による指導のこれから~担当教員の基礎定数化の先にあるもの~」と題してご執筆いただきました。特集をテキストにして、各親の会の役員を中心に学習会をすすめていただきたいと思います。

・全国大会は、四国の各県の方々、とりわけ香川県親の会のご奮闘で、430人が集い、成功のうちに終わりました。今号では、概要を紹介し、次号で内容を「特集」する予定です。

・巻頭の「提言」では、両親指導の手引き書(パンフレット)の普及について、取り上げました。この夏、筆者は各地の親の会や先生方の研修会に参加したり、講師を務めたりしましたが、私たちの会が発行している43冊の「両親指導の手引き書」のすばらしい値打ちを改めて、痛感しました。まさに「子育ての宝物」だと思いました。パンフレットの普及は、会の貴重な財源にもなります。力を合わせて、普及と活用に努力しましょう。

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親の会組織のない地域の方々から、中央や他県の情報、子育ての力になる内容なので読みたいという申し込みがあります。ご希望の方は下記にお申し込みください。事務手数料(送料込)年1,000円

申込先  〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国ことばを育む会 TEL・FAX 03-6459-0989

ことば286号 平成29年 5月28日号 記事の紹介

・今号は、通級指導教室の先生を通常学級の先生と同じように配置することを求めた国会請願活動の様子を特集しました。わが会にとって久しぶりの全国的な運動となりました。

・日本海に面する島根県隠岐の島の親の会の活動、『ことば』誌に久しぶりに登場する秋田県、青森県、宮崎県の活動などをご紹介しました。

・『ことば』誌をご覧になって、すぐに表紙絵のイメージがガラッとかわったなとお気づきになったと思います。22年間描き続けてもらった加藤 恵さんと交替して、今号から千葉県で通級指導教室を担当する若い先生、須田麻称美(まなみ)さんに担当していただきます。ご期待ください。表紙絵の新しい魅力で、『ことば』誌の読者を大きく増やしていただくことを期待しています。

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ことば285号 平成29年 1月28日号 記事の紹介

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・「提言」で述べたように、私たちの会が発足以来取り組んできた「通級による指導」の大切さが、国会で本格的に議論され、文部科学大臣が、その必要性に比べて教室の配置数も教員数も大きく劣っていると答弁したことは画期的なことです。自信を持って国会請願署名をすすめる時です。

・「特集」の最初の報告で、全難言協事務局長の吹野佳朗先生は、「構音障害」「吃音」についての先生方の研修が不足していることを指摘しておられます。前文で述べている通り、近年「発達障害」へのニーズと関心が高まる半面で、本来の「ことばの教室」の原点が軽視されているのではないかという問題意識で「特集」を組みました。

・今年の夏は、四国・香川県で全国大会が準備されています。「人と人がつながる支援」のメインテーマに期待が高まっています。この夏は、四国へ、高松への機運を高めましょう。

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ことば284号 平成28年 11月28日号 記事の紹介

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・今号は、全国事務局の池田幸男さんに代わって、加藤が担当しました。久しぶりの担当で四苦八苦の二ヶ月でした。

・特集のテーマは「楽しい通級指導教室を求めて」子ども達と卒業生、二人のお父さん、担当者の先生、設置校の校長先生、県親の会の会長さんなど多彩な方々に執筆をお願いしました。私が予想した通り、どの原稿も通級の場が子ども達にとって、のびのびと過ごし、心が開ける楽しい場になっていることを伝えています。特集をぜひまとめてお読みください。

・文部科学省は「通級による指導」の必要性、重要性を認めて、来年度から法制度を一部改正して、教員の配置を義務定数法による設置に切り替え、890人の教員増を目指していると伝えられています。私たちの運動の成果を喜びたいと思います。

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ことば283号 平成28年 8月28日号 記事の紹介

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・特集では、障がいのあるお子さんを育てる上での親の悩みに焦点を当てました。子ども達1人1人によって発達や障がいの状況やニーズは異なり、子育てに対する親の悩みも様々です。

・第1部「子育ての悩み」は、お母さん方に実際にお会いして、どのような悩みがあるのかを伺い、それらを基にQ&Aを作成したものです。通級指導の元担任が数名で話し合い、関連情報や提案を考えました。

・第2部「悩みを乗り越えて」は、全難言協島根大会で発表された子育ての体験を、発表者の了解を得て編集部でまとめたものです。

・島根大会は、子ども達が自分らしく暮らしていく為の支援のあり方が大会主題でした。自分らしく暮らしていく為に何が大切になるのか、親子が日々の暮らしの中でどのように関わり合うのか等、今回の特集がそれらのヒントの一つになれば幸いです。

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ことば282号 平成28年 5月28日号 記事の紹介

img150・今回は、インクルーシブ教育や合理的配慮に焦点を当てた特集を組みました。

・東北福祉大学の大西孝志先生には、インクルーシブ教育の歴史的な経緯や基本的な概念、実践に向けて考慮すべき事柄等について分かりやすく解説していただきました。特に学校教育における合理的配慮のポイントとなる4つの視点は、教育関係者のみならず、共生社会の形成を願う全ての人々に確かな視点を示してくださるものではないでしょうか。

・また、群馬県の3人のお母さん方の手記は、合理的配慮が実際の子ども達の生活や学習場面でどのように実現されていくのか、その課題とは何か、お母さん方の願いは何かを率直に伝えて下さっています。

・広島県の中村比路美先生は、通級指導教室の担当者としての教育実践から、難聴と吃音のそれぞれのお子さんの具体例を示す中で、合理的配慮が個々によって異なり、子ども本人を含めた関係者同士の対話が大切であることを改めて示して下さいました。

・今回の特集の3つのレポートは相互に関連し合っていて、合理的配慮を考える上で、私達に大きな手掛かりとなると思われます。

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ことば281号 平成28年1月28日号記事の紹介

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  • 通級による指導は、財政的な理由から加配教員の数が減らされようとしています。前号の特集でも採り上げましたが、親や先生や関係者の半世紀にわたる協働的な取り組みの中で、この教育制度は全国に広がり、通級する子どもの数も年々増加してきました。
  • 本年 4 月より障害者差別解消法が施行され、インクルーシブ教育も具体的に推進されようとしている現在、通級による指導については 、むしろ、その大きな柱の1つとして、より充実した教員配置が求められます。
  • 今回の特集では、通級による指導の位置づけや役割、教員の配置や専門性について、4人の方々 に述べていただきました。歴史的な経緯や現場の状況を 基にして貴重な視点や方向性を示して下さいました。
  • 「読者の広場」に寄せられた会員の皆様の声にも、通級による指導を守り発展させていき たいという強い思いが込められています。

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ことば280号 平成27年11月28日号記事の紹介

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今回の特集は、「全国大会佐賀大会」と「各地親の会の50周年に至る特色を追って」と いう2つから成っています。

佐賀大会では、育児(子ども育て)・育自(自分育て)・育地(より良い地域社会づくり) という3つの ”いくじ ”を目指して、全国各地から会員が集い、 語り、学び、交流を深めることができました。記念講演やシンポジウムも、繋がるというテーマに基づいたものであり、孤立するのではなく 繋がり助け合う中で、新しい力や勇気が1人1人に生まれてくることを示していたように思います。

ことばやきこえに障がいのある子ども達の為に、親や先生が少しずつ集まり、繋がり助け合いながら、次第に大きなうねりを創り出してきました。その歩みを振り返ることは、私 達が今後どのように繋がり進んでいくのかを見出す為に大切なのではないでしょうか。(I)

ことば279号 平成27年8月28日号記事の紹介

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今回の特集は、「子どもを真ん中に親と先生が三人四脚で歩む活動を追って」というタイトルを付けました。これは、私たちNPO法人全国ことばを育む会の合言葉です。

各地の親の会が50周年を迎えています。通級指導教室の法的な整備は、以前よりも整ってきてはいます。教室や学級の数、通級する子ども、担当する先生の数も年々増加しています。しかし、一方で草創期のあの熱い想いや活動、親と先生方が助け合ってきた関係は、現在、どのような状況にあるのだろうかというのが、特集を組んだ理由の一つになっています。

全国的に、そして各地それぞれ、様々な課題があります。担当教員の加配の数を減らそうという国の審議会の声も聞こえてきます。決して、現状は楽観できません。

今回の特集には、各地で、真摯に積み重ねてきた実践が報告されています。悩みながらも助け合ってきたこれらの実践が、私達の進むべき方向への大きなヒントを示してくれているように思います。(編集後記より)

なお「提言」では、「通級指導教室の先生を守ろう」と題して、「子どもの数が『自然減』しているから、加配教員を減らす」という財政制度審議会の主張を厳しく批判し、「いまこそ親の会の出番」と訴えています。

ことば278号平成27年5月28日号記事の紹介

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今回の特集は、障がいのある子どもの療育についてです。
中国学園大学子ども学部子ども学科教授 荻野竜也先生に医師の立場から、「発達障害のある子供に対する支援における診断の意味」について、高知県土佐市立高岡小学校ことばの教室 大崎聡先生に「唇裂・口蓋裂について」鷹の子病院愛媛県人工内耳リハビリテーションセンター長 高橋信雄先生に「人工内耳について」お書き頂きました。

三人の先生方それぞれの文章の中に”子ども達をよく見て、その声を聴き、実態やニーズを適切に捉えることの大切さ””一人の力で子ども達に関わるのではなく、周囲の大人や専門家チームを組むことの必要性”が述べられている様に感じました。

また、『宇宙のデパートより好き』という漫画とコメントは、子どもに関わる作者のお母さんの率直な心の動きがあふれています。
「言葉の向こう側の気持ちに手を伸ばし、ふわっとふれた時・・・・」という表現には、親子の関係のみならず、人との関係の中で重要な事柄が含まれていると思いました。

各地のブロック会も、活発に行われています。佐賀県での夏の全国大会、互いの体験や思いを持ち寄り、楽しく交流を深め、元気と勇気を得る会にしましょう。
(編集後記参照)