各地のニュース・活動」カテゴリーアーカイブ

各ブロック、都道府県のニュース、活動などの紹介

青森県 2014年度に「難聴児意思疎通向上へ-軽中度対象に補聴器購入補助-」 

30~40デシベルの軽度、40~70デシベルの中等度の聴覚障害の場合はこれまで補聴器購入費の助成制度がなかった。
補聴器は一般的な価格が片耳あたり5万~13万円程度と高額。雑音が入らない高性能なものだと30万円以上するため保護者の重い負担になっている。そこで県は医師の意見書に基づき補聴器が3万~13万円程度の場合購入費の1/3を補助。残りは市町村と購入者が半分ずつ負担する。
県に補助制度の創設を要望してきた「県ことばと心を育む会」の竹ケ原克哉副会長は「親の負担が大変だったので助成制度はありがたい」としつつ、「行政には生まれてくる子ども全てが聴力検査を受けられる体制を整えてほしい」と訴えている。
(デーリー東北2/28の記事より)

山口県でJKA補助事業指導者養成研修会&中国ブロック代表者会議開かれる

平成26年2月22日~23日 宇部市ココランド山口宇部にて、公益財団法人JKA「競輪公益補助事業、指導者養成研修会が開催されました。研修会終了後は中国ブロック代表者会議も合わせて行いました。中国5県の役員や保護者のみなさん総勢約60名が参加されました。
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研修会では、安来第三中学校の妹尾哲巳先生と、元周南市の通級指導教室の担当者の古谷充先生が講演を行いました。
妹尾先生の講演では「子どもの思春期、青年期をどう支援するか」と題し、ユーモアを交えながら実際の指導の風景や通級指導教室の在り方などお話になられました。
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質疑応答では通級教室新設へ向けての取り組み方や悩みなどの相談もあり、大変有意義な講演会でした。
続いて行われた中国ブロック代表者会議では、全国理事会の報告や中国ブロックでの報告があり、その後各県の現状報告がなされました。その後、青年期の就労をめぐって、3人の方より問題提起がされました。同じ悩みを抱える親御さんや、これから就労を迎える子の親御さん方が熱心に耳を傾けておられました。
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懇親会では、各県より色々な余興が催され、保護者や先生方とより一層親睦を深めることができました。
2日目は、昨日の問題提起を基に、更に深めた協議が行われました。「子育て」は学校を卒業したからゴールではなく、子と共に親も成長していく「子と育つ」と言う目線で接していこうと言う、提案がされました。また、子どもを中心に親と先生の3人4脚で、歩みのスピードは遅くとも、一歩一歩着実に進んで行こうと再確認されました。
2日間とても貴重な時間が過ごせました。各県の状況や取り組みを基に、今後の活動に活かしていきたいと思います。JKAの指導者養成研修会及び中国ブロック代表者会議は意義のある素晴らしい機会だと改めて認識いたしました。
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                   山口県ことばを育てる親の会 副会長 鈴木 稔

2月1日山口県ことばを育てる親の会「ボクは吃音ドクターです」菊池良和先生講演会開催

2月1日「山口県ことばを育てる親の会」主催で、「ボクは吃音ドクターです」の著作で知られる九州大学病院のお医者さん・菊池良和先生を講師に「吃音のある子の成長を考慮した吃音支援」講演会を開きました。
吃音のある小学生、中学生もたくさん参加し、保護者、「ことばの教室」の担当者など78人で会場はいっぱいでした。yamaguttikouennkai2

「今年もいっぱい相談に来たよ」                       石川県ことばを育む親の会 能登地区教育相談会            

石川県ことばを育む会 会報「あじさい」60号に能登地区の教育相談会の様子が掲載されています。
ご紹介します。

県下三地区(能登・金沢・小松)で10年以上続けている教育相談会。今年度も昨年11月24日(日)、能登地区での教育相談会を穴水町のとふれあい文化センターで行ないました。相談会の受け入れ態勢も10年前から変わらず、金沢大学准教授の小林宏明先生、臨床心理士で明和特別支援学校相談センターの上農肇先生をはじめ、七尾市小丸山小学校と羽咋市羽咋小学校のことばの教室、ろう学校の先生方や能登地区の病院から言語聴覚士の先生方、更に近年は特別支援学校の先生方も加わっていただき、万全の備えで臨んでいます。
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相談コーナーは4か所。それぞれ約一時間の相談を受け、時に障がいの相談と就学の相談など二人、三人の先生方との相談も珍しくはありません。そのため、相談員の先生方はほぼ午前十時の開始から午後四時の終了までびっしりと相談が詰まっており、ゆっくり昼食もとっていただけないことがままあります。
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この親の会主催の相談会の一番の特徴は、多くの先生方が指摘されるように 「保育室」にあるようです。相談者は受付を終えて心配そうに順番を待つ間、保育室でたくさんのおもちゃで親子で遊んでいます。多くの先生方は、相談の前にこの保育室での親子、子どもの様子を見て、それから相談室に誘います。時にはそのまま保育室で保護者と相談を始める先生方もいます。特に吃音の子どもの場合、相談室で先生と対面しているときは吃音があまり出ない子どもがよくいます。そのため、他の相談機関では「大したことはない」と言われがちだと、保護者の声をよく聞きます。

静岡県ことばと心を育む会、設立50周年記念式典を開催

静岡県ことばと心を育む会は、1月11日(土)三島市民文化会館で設立50周年記念式典を開催しました。
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昭和38年、本会の前身である「吉原市言語障害児を持つ親の会」が、吉原市(現富士市)に設立されました。翌年、保護者の要望が実って、吉原市立吉原小学校言語治療教室が県内で初めて開設されました。以降、本会は半世紀にわたって保護者同士の親睦や学習会、親子の療育事業等を行うと共に、保護者と指導者が連携して子どもを育てることの大切さを発信しながら、ことばの教室やきこえの教室の拡大、通級による指導の法制化、特別支援教育の推進等のために活動して参りました。

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50周年記念大会は、通級指導教室の発展に尽力してきた先人に感謝し、特別支援教育のさらなる発展、充実に保護者と指導者が手を取り合って取り組んでいくことにより、「誰もが、いつでも、どこでも、どこに住んでいても、適切な教育、相談、支援が受けられる」体制の実現をめざすために開催されました。
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当日は晴天に恵まれ、新春の富士山が鮮やかに輝く中、保護者、指導員、子ども達と一体になって取り組み、ことばの教室、通級指導教室、親の会の活動、子ども達について発信、理解の促進につながり、意義ある大会となりました。東海ブロック会議も東海や全国の様子、国の施策を知る良い機会になりました。

アトラクションは、通級指導教室在籍児童による発表、記念式典では、会長及び来賓あいさつ、表彰式が行われました。
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平成25年12月24日青森県ことばと心を育む会が県に要望

青森県ことばと心を育む会では、平成25年12月24日に①県教育長への陳情及び②県知事
への陳情を行いました。
参加入数は①親5名、教員5名(残念ながら教員は廊下で待機)、②親
7名、教員5名(廊下で時機)でした。今年から教員は廊下で待機という、少し腑に落ちない待
遇となっています。

①では青森県教育庁学校教育課 特別支援教育推進室 梅村室長を代表とする7名の方がご対
応下さいました。内容的には県も予算的に苦しいのでなかなかだが、国の予算案には入っている
のでそれが通ると善処できるかも、というようなものでしたが、全体的に大変誠意をもってご対
応下さいました。

②は、中・軽度聴覚障害者への補聴器購入費の助成をしていただきたい(青森県はまだですの
で)という内容(この内容での陳情は昨年に続き2回目/全国親の会で問題があることを聞いて
来て、青森県の陳情にも入れた物)ですが、1~2カ月前の県親の会の幹事会に県の健康福祉部
障害福祉課の方が2名おいで下さり、昨年陳情いただいたので自分達もこの問題については弘前
大学付属病院まで行って調査したりして、福祉課としてはかなりの必要性を感じているところで
すが、まだ県の上部等には、本当にこれが必要であるという親達の要望の気持ちが必ずしも届い
ていないとも思われるので、陳情の際には、ぜひ親の生の声をきかせて下さい、マスコミにも声
をかけてみます、と大変前向きなお話を頂きました。県の親の会としても各支部に当事者の参
加を呼びがけ十和田地区から当事者のご両親が陳情に加わって下さり、また三沢地区のお母さ
んが、当日は仕事のためどうしても参加できないけれどもと手紙を書いて託して下さいました。

当日は、青森県ことばと心を育む会 村田明子会長から青森県健康福祉部部長さんに陳情書を手
渡した様子を新聞記者が写真に撮った後、部長を始め5名程が親と一つのテーブルに向かい合っ
て、じっくりと話しをきいて下さいました。預かってきた手紙は私が読み上げた後、手渡しまし
た。県側は、この購入費助成も大切だが、早期発見の意味でスクリーニングの改善についても合
わせて検討しています、とお話し下さいました。大変手応えを感じて帰って来ました。

青森県ことばと心を育む会 副会長  竹ケ原克哉

※なお、要請文の文章は、PDFにアップ出来次第公開します。(広報部 田辺)

[1/4追記]陳情書をPDFでUPします。なお、テキストはOCRのため信頼性に欠けます。悪しからずご了承ください。

岡山県ことばを育てる親の会 学び場開催

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12月7日、岡山県ことばを育てる親の会の学び場が、サンピーチokayamaで開かれました。講師は東京学芸大学の奥住秀之先生です。
先生は発達障害の基本的な考え方から、研究が進む中での新しい診断方法、具体的にどのような支援が必要かをわかりやすくお話くださいました。
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参加者からは、「わかりやすい言葉で伝えてくださったのですごく理解できた」「先生のユーモアを混じえたわかりやすいお話に引き込まれてあっという間の2時間でした。『中学部は再構築の時期』なるほどと思いました。失敗させないことも大切だけれどれど『立ち直り』を支えることが、それ以上に大切であること、本当にその通りだと思います。」などの感想が寄せられ、好評でした。
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全国大会、千葉大会を力に関東ブロックの輪が広がっています。11月16日関東ブロック会議を開催しました。

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平成25年度関東ブロック会議を11月16日(土)に、栃木県小山市立小山城東小学校で行いました。
毎年会場を各県持ち回りで情報交換の場として行われており、今回は群馬県、栃木県、茨城県、千葉県の各代表の方、チーム東京からは阿部先生が、そして全国からは事務局長の田嶋先生が参加しました。
お昼を挟んでの会議で、内容としては各県の事業内容の報告をして、それをもとに情報交換をしました。国庫補助事業やJKA補助事業の利点や問題点についても話がでました。

 群馬県は、毎年「サマースクール」を一泊二で日開催していて、参加者200名を超える人気の高い行事とないっているようです。参加費2,500円(大人)と言うのも魅力的に感じられました。
 栃木県では、「親子ふれあいのつどい」を一泊二日で開催しており、県からの予算がこの事業のために組まれており、それに赤い羽根の募金をプラスアルファして開催しているようです。参加費2,160円(大人)とこちらも魅力的な金額で、恒例行事となっていることもあって、平日の開催にも関わらず多くの参加があるようです。
JKAや国庫の補助事業を行っていない事が話にでて、受ける事ができれば来年度研修会を開催してみたいと話していました。
他県の話を聞いて、「良い参考になった」と、とても前向きな先生方が多いなと感じました。

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茨木県は、「親子療育相談会」を開催。これは、個別の相談、検査などを行い、その後の指導につながる大変良い相談会となっているようで、毎回同じ先生がしていると言う点に意味を感じました。今年度は、要望もあり2回開催したようです。
その他、「親子集団キャンプ」を一泊二日で開催しており、恒例行事という事もありこちらも好評のようです。また、自立に向けた「親子ふれあいキャンプ」と題して、東京ディズニーランドを目的地とし、自力で現地まで行く・帰る事などを目標とし、自立の余暇活動に向け計画を立てているとの事でした。
茨城県は、JKAの補助事業が多く、事務局も変わったばかりという事もあり書類提出に悪戦苦闘しているようで、他県からのアドバイスを受けていました。

 チーム東京は、世田谷区立鳥山北小学校の阿部先生を中心に親の会の大切さを伝えてくれています。どこの県も、親の集まりは各学校や教室、地域ごとに行われているようですが、県の親の会に所属していない地域も多く、私たちの親の会活動をどう広げていくかも今後の課題であるという内容が話題となりました。

 千葉県は、9月18日に「要望書」を提出しました。今年度は、全国大会が重なり提出が例年より少し遅れてしまいましたが、全国大会の余韻が残っており、教育委員会の方もよく話を聞いてくださいました。要望書は毎年提出しており、関東ブロックの他県では提出をしていないとの事で、「要望はないのですか?」との質問に、どの県も同じような問題を抱えている事がわかりました。参考にして提出してもようかな…という意見もありました。
また千葉県では、11月8日に「子どもの気になる行動の理解とかかわり」と題して国庫補助事業保護者研修会を開催しました。お昼を挟んでの研修会でしたが、講師の中島展(ひろと)先生のお話が、実に身近でわかりやすく、久しぶりに大変勉強になる講演を聞けたように思います。

 全国大会のおかげで、関東ブロックの輪が広がり、和気あいあいと会議が進みました。良いところは褒めあって参考に、それはまずいのでは…と言うときには、ちょっと意見を出し合ってみたり、充実したブロック会議となりました。1年ごとに役員が変わってしまう県もあり、今後にどう繋げていくかも課題となりそうです。

千葉県ことばを育てる会 県教育長に要望書9月18日

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千葉県ことばを育てる親の会は9月18日 「難聴・言語障害教育に関する要望書」を瀧本 寛 千葉県教育長に提出しました。これには、渡邉みわこ会長、小宮幸子顧問、宮本紀子事務局長が参加。同会顧問の臼井正一県議会議員に同席いただきました。県教育委員会からは、特別支援教育課の課長、指導主事ら3名が応対しました。

要望書の内容、添付資料は、PDFでアップしていますので、クリックしてご覧ください。

千葉県親の会要望書pdf

千葉県親の会要望書 添付資料

_千葉県親の会要望書 市町村小学校の現状_

通級のありがたさを実感 山口県親の会 療育キャンプ研修会

11月23日(土)に山口県セミナーパークで「山口県ことばを育いる親の会」の「療育キャンプ・研修会」が開かれました。DSC_1537
参加は67名で、午前中山口県教育委員会・特別支援教育室の石本正之室次長、山本朋宏主査のお二人から「山口県における特別支援教育の現状と課題」と題する講演を聞きました。山口県教育委員会の特別支援教育のトータルな取り組みを理解できたと好評でした。問題としては、年々該当児が増加している中で、担当者の専門性や人数が追い付いていないと云う点が指摘されけました。感想文を添付します。
午後からは、「3B体操」の講師の指導のもとで、親子で汗を流しました。

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寄せられた参加者の感想の一部を紹介します

・総合支援学校がセンター的機能を担っていることが初めてわかりました。タブレット型やデイジー教科 書のことは具体的に理解できてよかったです。利用してみたいです。通級の先生方への支援はまだまだ 足りないと感じました。

・大変分かりやすく、小学校就学を控えた子どもがいますので、為になりました。中学校以降のことも少 しイメージがつき、とても良かったです。午後からも楽しく活動できました。

・安心して講演が聞けるのが幸せます。受付で託児があり助かります。特別支援学校と小中学校特別支援 学級、通級指導の違いが初めて解りました。県の職員・教育庁の話で一般の通常学級の教職員にどこま で浸透・把握されているのか?と思いました。県の職員だったので回答が早く良かったです。午後から の3B体操楽しかったです。子供はへっちゃらの動きでも私たち大人は息が切れる動きだったり、体力 のなさを自覚しました。親子でのペア体操もボランティアさんのおかげで兄弟喧嘩もなく助かりまし  た。託児ボランティアさんへ、末の子の子守りありがとうございました。

・山口県全体で通級教室がほぼ毎年設置学校が増えている現状に少し安心しました。やはり、自分の学校に通級があるのと無いのでは子供の負担が違うと思います。保護者の意見が通じており、良いことだと思いました。あと、通級・支援学級の先生だけの研修だけではなく、普通学級の先生方のスキルアップも教育委員会のほうでも研修されているとの事で安心はしておりますが、先生方に響いているのか正直不安があります。今後も、取り組んでいただきたいです。午後からの3B体操は初めてで、子供に出来るのか不安でしたが、全部は無理でしたが楽しそうでした。上の子はもうちょっと動きのある運動がよかったみたいです。私はとてもゆったりストレッチできたので良かったです。